校長だよりG

授業だより(5)30014 三橋先生の地理B 「厚木東高校はなぜ『東』高校なのか?」3年CD

 

北校は厚木市の北にあり、西校は西にある。清南は南の方にある。「本校は厚木高校よりも西の厚木市の真ん中の辺りにあるのに、なぜ『東』なのか? 」

「厚木」と名の付く5つの高校の位置を地図で確認することから今回の授業は始まりました。地理という教科には、地形図などを活用しながら、地理的な考察を通じて対象地域の特色をとらえるという「地域調査」という授業があります。今回の授業は、「厚木東高校はなぜ『東』高校なのか?」という問いをテーマに、厚木市を対象地域にした地域調査が、グループワークの形態で行われました。

最初の問いの答、わかりますか? 正解は「移転したから。」です。生徒は写真のように4〜5人の班に分かれ、ワークシートの8つの問いに取り組んでいきます。現在の地形図と1955年当時の地形図を比べさまざまな地図記号を確認しながら、「厚木東高校を取り巻く厚木市がどのように変化したのか」を読み取っていきます。「このころ、緑ヶ丘の辺りに住宅や工場がないのはどうしてなのか?」 「1927年ごろの地形図を見て、本厚木駅周辺ではどんな土地利用がされていたのか?」「厚木の中心部はどこにあったのか?」「なぜ厚木の中心部が相模川沿いだったのか?」などの質問です。

三橋先生は、次から次へとたたみかけるように問いを発し、生徒たちは自分で考え、班の皆で考え、話し合い、答えていきます。QAのテンポが速い!そして、先生は入念に準備されたモニターとプリントとワークシート(これはまとめと振返りの後に提出)を上手に使い分けています。意見を積極的に発言させるための、机間巡視中の目配りも見事!

「昔は相模川の水運が重要で、交通の要として川沿いに町が発達した。山から切り出した木を船で運ぶ。「集める木」から「厚木」になったという説もあるんだよ。」先生の説明に本日一番大きい「へぇ〜!!!」の声。 今日、家に帰ったら絶対、家族に話すに違いない!と思いました。私自身、東高の校長として、大変勉強になりました。 

生徒がずっと考えている『脳動的』な授業!生徒も楽しそうだけれど、何よりも教えている三橋先生が楽しそうでした。

ある地域が、今そうなっているのには、理由がある。歴史がある。地図から読み取る。最後のまとめの時、「将来どの町を地域調査してみたいか」という問いに「みなとみらい地区」と書いていた男子生徒がいました。芽を出した探究心の楽しみな未来を垣間見ました。