校長だより【38】  010730 人形浄瑠璃部 佐賀総合文化祭出場! 

本校人形浄瑠璃部が、7月末に、九州は佐賀県武雄(たけお)市で開かれた文化部のインターハイ、高等学校総合文化祭、2019さが総文郷土芸能部門に出場しました。私も夏休みを兼ねて、応援に駆け付けました。

人形浄瑠璃部は創部48年になる本校を代表する文化部です。(部の歴史や毎年の定期公演については校長だよりAをご参照ください。)本年度は、3人の新入生を迎えて8名で活動しています。昨年12月に行われた神奈川県高等学校郷土芸能発表会において最高賞である「教育長賞」を受賞し、神奈川県の代表として全国総文祭に出場することとなりました。 以来、宗像美桜部長のもと大先輩方の熱心なご指導をいただき、今日までさらなる精進を重ねて参りました。

 

 

日本全国から、「日本の文化、郷土の芸能を伝承する」という大切な使命を担う大勢の高校生たちが武雄市文化会館に集いました。私は、本校人形浄瑠璃部の永年の指導者であり「あつぎひがし座(過去45年間の本校人形浄瑠璃部同窓生で構成される座)」の座長である林田さんに同行し、発表前日の体育館練習から部員8名に合流しました。顧問の佐藤愛先生、佐藤祐也先生、加えて日ごろからご指導をしていただいている本校部活動インストラクターの葉山さん、小宮さんも一緒です。猛暑の中の体育館練習で、具合の悪くなる生徒も出ましたが、若さと気合で回復し、何とか無事に当日を迎ることができました。

730日から81日までの3日間で全58校が出場しましたが、本校の出場した1日目は15団体中11団体が、元気あふれるにぎやかな太鼓のパフォーマンスを披露しました。その中で、本校は『生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)〜大井川の段〜』というすれ違いの悲恋ものの人形浄瑠璃をしっとりと演じました。1体の人形を3人が息を合わせて操ります。クライマックスでは会場じゅうが水を打ったようにシーンとなり、続いて大きな拍手が巻き起こりました。両隣に座っていた、長崎県立希望ヶ丘高等特別支援学校のお子さんの和太鼓を応援に来たご夫婦と、神奈川の桐蔭学園高等学校のお孫さんの和太鼓を応援に来た福岡のご婦人に声を掛け、幕間に仲良くおしゃべりをしたりしながら見ていたのですが、「高校生でこのような部活動があるのですね。素晴らしいですね。」と盛んに感心し褒めてくださいました。

本校教諭の故郷というご縁もあり、一同は佐賀の武雄温泉に宿を取らせていただきました。寝食を共にして仲間との絆を深め、発表の翌日には、九十九島の自然の美しさを楽しみ、見聞を広めました。そしてまた、次年度の高知総文祭への挑戦の志も強くして、素晴らしい旅を終え帰路に着きました。お世話になった皆さま本当にありがとうございました。

来年度もぜひ多くの新入生が仲間に加わり、郷土の伝統芸能の伝承の一翼を担ってくれることを切に願っています。というか、こんなにすごい、一生ものの技が県立高校で(しかもほとんどタダで!)身に付けられるなんて、やらなきゃ勿体ない! これからの時代はアートが人生の重要な要素になります。グローバル化時代のライフワークやキャリアにだってなります。本当にそう思います。

興味を持って下さった皆さん、文化祭でも上演がありますので、ぜひお越しになり、人形に命が吹き込まれるさまを、その目でご覧になってみてください。

 

 

出場前日 暑い体育館で練習準備

最後の直前練習