校長だよりQ

 

 久しぶりに、本校の授業の様子をお伝えする「授業だより」です。今年度の授業改善の取組のテーマは、「主体的で深い学びのための言語活動」です。最初から最後まで先生の一方的講義ではなく、生徒達が深く考え、ともに学びあい、学んだことを表現する言語活動を取り入れ、主体的で対話的な深い学びのある授業を目指しています。

 

授業だより(9)300926 廣瀬先生の数学T「二次関数の最大最小」 1年D組

 

廣瀬先生は本校3年目の中堅の先生で、生徒支援グループのサブリーダーをされています。2年生の担任、男子サッカー部の顧問です。今回は1年生の「習熟度別小集団」23名での授業を拝見しました。

みなさん、数学は得意ですか? 本校では1年生の国語・英語・数学で小集団授業を実施しており、これにより思考や表現の土台となる主要3科目の基礎学力をしっかり定着させたいと考えています。「解らない、面白くない、やる気でない…。」これが生徒の皆さんの正直な心情ではないでしょうか? 一年生の数学Tで、ひとりも数学嫌いになってほしくない。全生徒に解る喜びを知って、数学Uに進んでいってほしい! そして、未来のキャリアの可能性を大きく広げてほしい、それが私たち教員の願いです。

授業は、34人の生徒からなる6つのグループに分かれて行われました。「先生方も厚木東で挑戦!」の呼びかけに応えて、廣瀬先生も本年度からグループ学習を取り入れています。

 二次関数の最大値、最小値を求める問題です。まず、自分で解いて、続いてグループで協議しながら4人で考えます。先生は机間を巡視し、必要なら補足説明をします。

 解らない時、友達に気軽に聞ける雰囲気があり、また自分の言葉で仲間に説明することで、自身の理解も更に深まります。

最後に、代表グループの生徒4人が前に出て、黒板を使って自分たちの考えを説明して、答えあわせを行いました。定義域が移動することで最大値・最小値が変化する2次関数の単元の中では最も難しい問題です。しかし、前に出た生徒はきちんと場合わけをして、グラフを的確に活用して解説していきます。何度か、説明のし方で悩むところがありましたが、一生懸命自分の考えを皆に伝えていました。皆も真剣に聴いて、自分の考えと合わせながら一緒に考え、見事な言語活動が展開され、深い学びにつながっていました。

 

 6つの班に、今日の授業は「スッキリしましたか?」と尋ねたところ、3つの班は「YESスッキリしている!」と答えてくれました。半分スッキリしない原因は何でしょう? 正しい答にはたどり着いているけれども、プリントの書き方などから、その意味がわかっていないと思われる班が1つありました。問題は解けた、やり方は分かったけれど、言葉での説明はうまくできないという班もいくつかありました。

 生徒の「全員スッキリ」を達成するのは本当に難しいなと思いました。でも、この授業には眠そうな生徒はいなかったし、わからない生徒もあきらめないで一生懸命考えていました。それが素晴らしいと思いました。Keep Going!