校長だよりO 300907 

「アサドク」ってなあに?  〜厚木東で一生モノの読書習慣を身につけよう!〜
  歌人の俵万智さんは次のように言っています

「本を読む習慣」・・・ 児童・生徒への、これ以上の贈り物はないと思います。  

   読書は、人生を豊かにする最強のアイテムですから。  俵 万智  

 

【アサドクとは?】*******************************

中学生の皆さんの中には、本校のパンフレットをご覧になって、「朝読」について気になっている方も多いのではないでしょうか? 今回は本校名物の一つ『朝読(朝の読書活動)』をご紹介します。

本校の朝の登校時刻は830分です。チャイムと同時に、皆それぞれに好きな本を開いて読み始め、それが出席確認となります。840分までの10分間が『朝の読書』の時間で、「し〜ん」とした、落ち着いた雰囲気の中、思い思いに好きな本を読み進めます。漫画・雑誌・教科書・参考書などは除き、読む本は各自の選択に任されています。図書館も朝から開館しており、今日読む本がなければ、朝借りてくることもできます。840分に担任の先生が朝のHRを始めますが、すでに静かな雰囲気になっているので、話しも通りやすく、その日の連絡事項がす〜っと、きちんと伝わります。

この朝読は、月〜金まで週あたり5時間、年間35週で1単位となり、総合的な学習の時間の単位として加算されます。つまり、総合学習の授業の一部となっているのです。これは平成182006)年度から続き、本年度で13年目となる取組みです。

 

【東高生はたくさん本を読んでいる!】**********************

4月に朝のHR教室を見て、本当に感動しました。遅刻もほとんどいません。図書館の本の貸し出し数には、朝読の効果が現れているのだろうか?ということに興味が沸いた私は、本校図書館司書の川谷先生にお願いして、調べていただきました。近隣の同規模の県立高校で朝の読書活動を特に行っていない4校に問い合わせたところ、本校の平成29年度の漫画を除く年間の総貸し出し冊数が5,220冊だったのに対し、他の4校は2,7333,872冊でした。つまり、本校の生徒は比較した同規模の学校に比べて1.3倍〜1.9倍多く本を借りているという結果が出たのです。これは素晴らしいことです。

 

【神奈川の子どもたちの読書力が危ない!?】********************

読解力の低下が叫ばれる昨今です。1ヶ月に1冊も本を読まない子どもの割合を不読率と言うそうですが、平成29年度の全国調査では、小学生の不読率は5.6%、中学生で15.0%高校生に至ってはなんと50.4%だそうです。さらに残念なことに、昨年度の全国学習状況調査のデータによると、「学校図書館や地域の図書館に月1回以上行く児童・生徒の割合」で神奈川県小学校6年生29.4%全国47中学校3年生19.4%全国43(高校生はデータがありません。)という残念な結果が出ています。

 

【東高で一生モノの読書習慣を身に付けよう!】******************

本校の不読率はもちろん0%です。「読書習慣」は学び続ける100年の生涯を支える大切な『自学力』になります。東大合格を目指す人工知能、あの「東ロボくん」だって、一番苦手なのは読解力です。神奈川の県立高校で、本校と同様の朝の読書の取組を行っている高校は7校ほどしかありません。最初は興味がなかったけれど今では図書室の常連になったという生徒もいると聞いています。

ぜひ、本校の3年間の「朝読(アサドク)」で「良い本と出合う力」も含めて「一生モノの読書習慣」を「楽しみながら」身につけてほしいと願っています。

 

写真は97日(金)の1A組のようすです。

 

  830 チャイムとともに本を開き、副担任の先生が出席を取る

  各自熱心に読む

  まもなく840のチャイムで起立! 朝のHRで担任から連絡事項などを伝える

 

当ホームページTOPの左のバナー在校生のみなさんへより、図書室読書の時間についてのコーナーもぜひご覧ください。